格安SIMは大手キャリアの回線網を借りて通信しているから通信速度が遅いといわれています。
でもこれって、本当なのかいまだにはっきりしない議論です。
実際に私も格安SIMを使っているので、曜日、時間ごとにその時の速度を測定してみたいと思います。
格安SIMの通信速度が遅いといわれる理由はいくつかあります。
帯域幅とは、分かりやすく言うとデータを通る道と考えてください。
大手キャリアは自分たちの契約者がストレスなくデータ通信をできることを目的としているので、多くの帯域幅を確保します。
格安SIMが使える帯域幅は制限されているので、一度にデータ通信が重なると処理しきれなくなってしまい速度が遅くなってしまいます。
道路で例えると大手キャリアが用意しているのが3車線だとすると格安SIMは1車線しかない道を走っている感じです。
優先順位の話ですが、格安SIMはドコモ・au・softbank等の大手キャリアから通信網を借りて格安SIM契約者に提供しています。
大手キャリアはもちろん自社で契約してくれている契約者の通信を優先しています。格安SIMの通信なんて言い方は悪いですが二の次です。
分かりやすく車で例えると、高速道路を走っているのが大手キャリア契約者で混雑している一般道を走っているのが格安SIM契約者です。
車で混雑している一般道を走っている格安SIM契約者は目的地に付くのは遅くなるのは当然ですよね。
通信速度が遅いと感じることについては、個人差が大きく関係していると思います。
webページの表示がちょっともたつくだけで通信速度が遅いと感じる人もいれば、そのくらいでは通信速度が遅いと感じない人もいます。
一応、次の速度域を目安として考えると良いです。
3Mbps未満:通信速度が非常に遅く、ウェブページの読み込みや動画の再生がスムーズにできない場合がある。
3Mbps~10Mbps:通信速度が比較的遅く、ウェブページの読み込みに時間がかかることがある。また、高画質の動画の再生がスムーズにできない場合がある。
10Mbps~30Mbps:通信速度はまずまずで、ウェブページの読み込みや動画の再生は比較的スムーズにできる。
30Mbps以上:通信速度が速く、ウェブページの読み込みや動画の再生がスムーズにできる。
通信速度が遅いと感じるのは10MB以下だと、画像の多いウェブページの表示にもたついたり、動画だと途中で止まるようなことも考えられます。
ツイッターから格安SIMの通信速度が遅いというツイートを集めてみました。
格安SIMのLIBMOですが、回線に余裕がある時間でも下り4.69Mbpsで遅い。
YモバイルのSIM、最近どうも遅いです。下りの回線で2.6Mbps
LINEモバイルは安いけど遅い!0.4Mbpsってあんまりだ。
ツイッターから格安SIMの通信速度が遅いというツイートを集めてみました。
OCNモバイルONEの安定感は素晴らしい。格安SIMも品質が侮れない。
下りが44.6Mbps。
mineoの回線が光よりも速い。何で光回線が格安SIMよりも遅いんだ。
下りが28Mbps。
uqモバイルとau回線を比べてみたけど、通信速度がほとんど同じ。
下りが24.31Mbps。
格安SIMが遅いと言われている理由は通信網を大手キャリアから借りているから、大手キャリアは自社の契約者の通信を優先しているから、そもそも1度に通信できる量を制限されているからと色々理由があるためです。
ただ、昔と違い最近はそこまで速度が遅くなることはないです。
時間帯や曜日で通信速度が遅くなりやすいことはありますが、昔みたいに全くつながらないということほなくなったと思います。
それは格安SIMを提供している通信会社が増えて、格安SIMの契約者が分散してることも考えられます。
格安SIMに乗り換えを考えている人はあまり通信速度についてナーバスに考えないで、勢いでエイッって感じで乗り換えを検討してみるのもアリですよ。