PCを安く手に入れる方法と言えば自作PCです。
いちからパーツを集めて、組み立てるので敷居が高いと思っている人も多いかと思います。
以前であれば、PC組み立ての情報を簡単に得ることができなかったので難しかったのですが、今はYouTubeで「自作PC組み立て」と検索すればみんなが分かりやすく動画で紹介しています。
ただ、自作したいと思っても、自己資金の範囲内でどれくらいのものが出来上がるのか僕が自作したミドルスペック6万円台の構成を紹介したいと思います。
6万円台でミドルスペックのPCを作るとなると如何に安いパーツを揃えられるかが重要です。
なので、できるだけ特売品や限定品でパーツを揃えていきます。
そこで重要になるのが安く作るということを考えすぎて無理に中古品を使うことと性能を落としてしまうことです。
中古品を多く使ってしまうとパーツの寿命や初期不良などのリスクがあるのでできるだけ中古品は避ける方が良いでしょう。
あと、性能を落としすぎても後々使いづらいパソコンが出来上がってしまうため無理に性能を落として安いパーツを使うのもおすすめできません。
まずCPUをインテルにするのかAMDにするのかで若干構成が違ってきます。
2022年3月現在では、コスパが良いと言われていたAMDのライゼンが値上がりをして、コスパが良いと言えなくなっている状況。
2020年前半に発売されたRyzen 5 3500 BOX ミドルスペックのPCを組むには最高なコスパだったのですが、最安値の時から6,000円以上値上がりしていて、今更これをえらぶのもなといったところです。
逆にインテルは、コスパがよくないといわれていましたが2022年3月現在、第10世代のcorei510400BOXオンボード機能付き 6コア12スレッドが19,800円とコストパフォーマンスが抜群印良いです。
corei3だと後々、能力不足になりそうなのでCPUはケチらずに良い物を選ぶのが鉄則です。
最新の12世代CPUを選びたいところですが、2022年の1月時点では、最新世代のCPUが積めるCPUソケット:LGA1700のグラフィックボードはまだまだ、値下がりの気配がないので古い世代のCPUは安く手に入れられるマザーボードが豊富なもの良いです。
PC1台を作るのには、CPUのほかに下のパーツが必要になります。
たったこれだけと思ってしまいますが、これだけです。
CPUが決まればあとは、特売品&オークションを使って安くパーツを揃えるのがおすすめ。
安く揃えるなら全部中古でも良いじゃないの?と考えてしまいますが、それはやめておいたほうがいいでしょう。
どんな条件の下で使われていたかも分からないですし、そもそも調子が悪いかもしれません。
僕は、買ってもいいパーツと買わない方がいいパーツを分けて考えています。
買っても良いと考えている中古パーツはメモリのみです。
メモリは壊れづらいパーツで水没など余程のことがない限り壊れません。
ほかのパーツは少なからず壊れるリスクが高いので初心者の人はオークションでの購入はやめたほうが良いでしょう。
マザーボードはパソコンを起動させるための基盤のことでCPUやメモリ、SSDなどのパーツをこれに組みつけていきます。
インテルのCPUを選んだ場合は、そのCPUをつけるための専用のソケットという型番を選ぶ必要があります。
インテルのソケットはLGAといいCPUごとソケットの番号が決められているので、ソケットの番号を間違えてしまうとCPUが取り付けられなくなるので注意です。
補足なのですがAMDのライゼンのソケットはSocketAM4です。
問題はどんなマザーボードを選ぶのかですが、安く組むためには選択肢なんてありません!
とにかく特売品で安っいマザボを探すだけ。
僕はパソコン工房の特売品のバイオスターH510MH 2.0を購入、値段は特売で5980円税込
最小構成でメモリスロットは2つ、PCI-Express 16X1とこだわりがなければ全然OKです。
メモリは8GBを2枚挿すので16GBで考えました。
新品だと若干高くなるので、ここは天下のヤフオクで探しました。
で、購入したのがCFD crucial DDR4-2666メモリー W4U2666CM-8G
最終的な落札価格が5,750円 ヤフオクの1,000OFFクーポン使用で4,750円で購入できました。
マザーボードの規定のメモリであればメーカーは何でも良いです。
中古品を選ぶのが難しい人は新品でも7,000円位で売っているのでそれでも良いです。
SSDを選ぶときは、最低でも500GBのSSDを選ぶことをおすすめします。
250GBだと容量不足になってしまうので500GBは必要です。
今主流のマザーボードに直接挿すタイプのm.2ではなくても問題ないです。
僕は特売品のBIOSTAR S120 S120-512GBを3,980円で購入しました。
書き込み速度も一流メーカーのクルーシャルとほとんど変わりません。
読み込み速度が550MB/s、書き込み速度が510MB/sクルーシャルのSSDが読み込み速度が560MB/s、書き込み速度が510MB/sです。
さすがにm.2のSSDと比べると3分の1位の性能ですが、普段使いであればこれで十分です。
これは新品で購入するほうが良いです。
10年使っても壊れないものもある電源ですが新品でも5,000円程度で購入できるので新品を選んだほうが安心できます。
僕が選んだのが玄人志向のKRPW-BK450W/85+をパソコン工房の特売で3,980円で購入しました。
今回作るPCは最小構成で電力を食わないので、450wあれば問題ないです。
これに高性能のグラフィックボードを乗せると電力不足になるのでその場合はおすすめできません。
ケースは何でも良いと言いたいところですが、後々パーツの増設を考えれば、ある程度、ケース内の大きいミニタワーケースがおすすめです。
選んだPCケースはクーラーマスターのMasterBox MB400L ジョーシンで5,280円で購入しました。
dvdが内蔵できる5インチベイつきのケースにしました。
DVDが内蔵できるタイプのPCケースは今では珍しいですが、何かとDVDを使うことが多いので内蔵タイプが楽です。
他には、価格ドットコムで調べると3,000円台のPCケースもあるので5インチベイがいらないという人は価格を抑えられます。
OSはさすがに安く購入することができないので、パソコンショップでパーツと同時購入でDSP版を選ぶか単品のパッケージ版を選ぶことになります。
僕はDSP版ではなく通常のパッケージ版をドスパラで15,480円で購入しました。
すべてのパーツを購入していくらになったのか?
CPUが19,800円、マザーボードが5,980円、メモリ4,780円、SSDが3,980円、電源3,980円、ケース5,280円、OS15,480円、内蔵DVD1,880円で合計61,160円ですべてのパーツが揃いました。
後はこれを組み立てるだけ。組み立ての解説はYouTubeにいっぱい上がってますので、そちらを参考にされてください。
今回は6万円程でミドルスペックのPCを組むことにスポットを当てて見ました。
一番大事なのは如何に安くパーツを揃えることができるかだと思っています。
特売品や限定品のパーツを価格ドットコムの最安値で揃えた場合、マザボ・メモリ・SSD・電源で1万円以上値段が違います。
後は、安いパーツを集めるには時間もかかりますので、すぐにPCを用意したいという人にはまったく向かないです。
僕もPCを作りたいなと思ったのが1月初めでコツコツパーツを集めて、パーツが集まったのが2月の中旬だったので、パーツを集めるだけでも1カ月以上かかってしまいました。
首都圏などPCショップが多くある場所では安いパーツ集めは簡単かもしれませんが、それ以外の場所ではなかなか安いパーツを揃えることは難しいです。
安いパーツを集めて、試行錯誤しながらあーでもない、こーでもないと言ってパーツ集めをするのは面白いところもあります。
で、完成したPCを見た達成感は何とも言えません。ただの自己満ですが・・・
ぜひ、安いパーツを集めて、自分でPCを組んでみてください。